ニティドゥーム・カーティシー ~春の管理編~

寒い冬が終わり、ようやく人もアグラオネマも過し易い季節がやって参りました。

今回は、前回に引き続きカーティシー~春の管理~について書かせて頂きたいと思います。

春の管理は、主に夏の最も盛んな生育時期に向けて、株の手入れを行います。

年中一定の高温度を保てるハウス環境で栽培されている栽培家の方を除き、殆どの方が室内栽培で、年中温度変化のある環境で栽培されてるかと思います。

特に冬の時期、根腐れを防ぐ目的で水分を少なくし、成長を緩やかにして栽培するため、根の成長が止まっている、もしくは活発に活動していないことが殆どです。

暖かい時期に成長する根と違い、冬の根は細くなっていたり、また一部で根腐れを起こした部分があったりしますので、この時期に植え替えを兼ねてチェックします。

※ただし、地域によっては未だ寒く、夜間冷え込む場所もあるかと思います。
 大体夜間でも15度以上、日中は20度以上保てる環境がよろしいかと思います。
 もし上記のような場所にお住まいの方ですと、さらに一カ月ほど時期をずらしての植え替えをお勧め致します。

まず、綺麗に土を洗い流し、根の状態をチェック致します。

こちらはカーティシーの正常な根です。
土を落とした際に、根がぼろぼろ取れることもなく、色も白くて、先端部もきちんと尖った形が残っております。
根の腐り箇所もございません。

こちらは少し腐った箇所がある株です。
私の手の上に乗せている茶色い一本の根がそれです。

色は茶色く、また少し引っ張るとねちょとしていてすぐに取れてしまします。

こちらも同様に、腐った箇所です。
茶色くて、根の先端部が切れたものがいくつも見られます。

これらは傷んだ根ですので、水で綺麗に洗い流してやります。
また先端に腐りが見られる場合、ハサミでカットします。

その後、新しい土で植え替えを行い、水をたっぷり与え、一か月程後から肥料を適量与えます。

また、この時期に株の脇から芽が出ている場合、こちらは切り離さずそのまま栽培されることをお勧め致します。

気温が安定した夏頃、これらの切り離す作業を行うほうが失敗なく良いです。
生育の良い株は、夏にも植え替えが必要になりますので、合わせて行います。

ホワイトステムや、カーティシーは根の成長が旺盛ですので、鉢内に根が詰まる前にこまめな植え替えを行いますと調子よく育ちます。

以上が春管理のポイントです。

この時期に植え替え無しでも、よほど生育の悪い株を除いては普通に栽培可能です。
しかし、季節の変わり目であり、株の生育期に入るこの時期。多少面倒でも、株をよく観察頂き、わずかな根の傷み、腐り、また傷んだ葉をカットするなどの細かい手入れを行うか否かでは、今後の成長に大きな差が出てきます。

是非この時期から株のコンディションを良好に保って頂き、夏の生育に備えてスムーズな栽培を心がけて頂けますと幸いです。

 

アグラオネマ本舗