ニティドゥーム・カーティシー ~冬の管理編~

こんにちは。

アグラオネマ本舗をご利用の皆様。お元気でお過ごしでしょうか。

長らくお待たせ致しました!!アグラオネマ ニティドゥーム・カーティシーの栽培について、本日記を含め全4回に渡り、季節ごとの本品種の管理方法をお伝え出来ればと思います。

本種をご購入頂いたお客様、また未だご購入を検討中のお客様から頂くご質問内容の中で、本種の栽培は難しくないか?また熱帯の植物なので冬場枯れてしまうか心配といったお声を多数頂きます。

高価な植物であり、また映画「レオン」で主人公が愛した植物を一度育ててみたいとお考えのお客様が多いですので、上記の件も含めまして、購入には慎重かつこだわりを持たれています。

ですが、ご安心下さい。

最初に申し上げますと、本種の栽培は容易です。
もちろん、観葉植物初心者の方でも十分立派に育成することが可能です。

また、購入前はもちろんのこと、購入後の栽培や病気に関するアフターケアも行っておりますので、状態が悪くなって長期間放置されない限り、まず枯れる心配はございません。

さて、今回第一回目に書かせて頂きます内容は、冬の管理です。

カーティシーは上記でも書かせて頂きました通り、強い品種ですので、余程劣悪な環境に置かない限りは枯れて死滅することはございません。

ただ、それでも放っておいて元気に育つという訳ではありませんので、注意すべき冬の管理ポイント3つを以下に書かせて頂きます。

①水やりは控え目に行う。
②水やり、葉水(霧吹き)は温かい時間帯に行う。
③夜間や朝方の気温低下が激しい時間帯には窓際等冷気がある場所には置かない。

まず①ですが、恐らく冬も夏場同様の温度を保たれているご家庭は少ないと思います。

氷点下までいかなくとも、最低5度程度まで下がってしまう事はあるかと思います。この時、カーティシーは生育致しません。

(※冬場も生育を望まれるのでしたら最低15度は欲しい所です。また流石に氷点下では枯れてしまいます。)

よって、根も活動を休止しておりますので、水やりを夏場同様に与えますと、根のダメージが酷く、最悪根腐れを起こし枯れます。

そのため、冬場も15度以上の環境を常時保てる環境を除き、出来るだけ水やりの回数を減らして乾燥気味に管理します。

カーティシーの根は強く、多少の乾燥には耐えます。土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。

次に②ですが、①の通り根の活動が緩やかな冬の水やりは、根にとって大きな負担となります。
そのため、出来るだけ気温低下が激しい朝方夜間には水やり、葉水は控え、日中の温かい時間帯に与えます。

葉水に関しましては、レオン同様葉水後すぐに柔らかい布で水分を拭き取ってあげれば問題ないのですが、葉に水が付着してそのまま放置した場合、気温が低い時には水滴のついた部分が茶色く変色して穴が空く場合もございますので注意が必要です。

そして最後に③の置き場所ですが、夜間、朝方には出来るだけ鉢を窓際や、冷気が通る場所から離してやって下さい。

こちらも葉や根が傷んでしまいますので、窓際の光を当てる時間帯以外は、部屋の中央か、温かい場所に移してやります。

以上が冬場特に気をつけるポイントです。

冬場も成長を楽しまれるのでしたら、15度以上が望ましいです。20度以上ですと葉の成長も速くなります。

また、植え替えは出来るだけ控えて頂き、春先温かくなってから行う方が失敗も少なくお勧めです。

温かい時間帯に水やりを行い、あとは置き場所を工夫してやるだけで冬の管理は大丈夫です。

冬に枯れる原因の殆どが温度ですが、これも水のやりすぎにより結果根を腐らせて失敗するといったケースが多いためです。

上記の件をご参考頂き、本種栽培をお楽しみ頂けますと幸いです。

 

アグラオネマ本舗