アグラオネマ・ブリリアントとウォーターサンド管理

今回は当方が大変お世話になっております千葉県在住のK様より、3年ほど前にご購入頂きましたアグラオネマ・ブリリアント(Aglaonema Brilliant)のその後のお写真と、管理方法をお教え頂きました!!

お写真はご本人様の許可を頂いた上で掲載、ご紹介させて頂きます。

まずはこちら…

Aglaonema Brilliant

こちらがご購入時のブリリアントです。もの凄く綺麗にまとまった個体で、葉の紋様も素晴らしく、印象に残っている株でした。

当方にて本画像は未だ残し、保存致しております。

あれから3年以上が経過、送って頂いたその後のお写真がこちらです。

 

もの凄く嬉しかったです。

旅立った植物達が、また数年後にこうして元気な姿で立派に育ってくれているのを見ると、植物に携わる仕事をしていて良かったなと改めて思える瞬間でございます。

見事な大株に育てて頂いております。

もう画像から大切にして頂いている様子がじんじんと伝わって参ります。

四方いっぱいに葉を広げ、気持ちよさそうです。

やっぱり本種の矢羽根紋様は崩れないし華やかですし最高です。

K様の本種栽培は”ウォーターサンド”と呼ばれる特殊な粒子状の粒に植物を植えて育成する方法を用いておられます。

新素材として注目されているウォーターサンドですが、まだまだ一般に広く浸透していない新商品です。

こちらのブリリアントもこの方法で栽培され、3年間枯れることなく育てられてます。

土を室内に持ち込みたくなくて栽培を諦めている方もおられるかもしれない。そういった方への参考になればという事で、今回この育成方法について丁寧に記載、ご紹介して頂きました。

もし今後植物の栽培には興味あるけれど室内に土を持ち込みたくない、また根腐れがよく起こり枯らしてしまう等悩みを持たれている方には必見の内容となります。

是非ともご紹介頂きました内容をご参考頂き、ご自身の栽培の手助けにされては如何でしょうか?

以下頂いた文章をそのまま記載させて頂きます。

・使用用土

松下電工製の商品名「ウォーターサンド」
他のセラミックやハイドロボール等と違い、穴ありの鉢を使い、受け皿に水を貯めて、そこから
毛細血管現象で水が吸われていきます。

○良い点

1.穴なしの鉢で管理する他のハイドロと違い、根腐れの心配がない。

(鉢内がビショビショにならず、根が水に浸からないことより)

2.水やりが他のハイドロより簡単。
他のハイドロよりも鉢内の空気層が多い。

×悪い点

1.他のハイドロより価格が高価。

(しかしながら根腐れや根のカビで失敗して、ダメにしたり買い直すよりも結局安いこと。その上株が成長する楽
しみも得られます)

・水やり

受け皿に水が残っているか確認して、足すだけなのでとってもシンプルです。

水道水をそのまま足すか、肥料の時期は下記回数で肥料入りの水を足してます。

・肥料

市販のハイドロカルチャー用の肥料を5~11月頃まであげてます。
6~9月までは2週間に1回、それ以外は月1回です。

・置場所

肥料の時期は窓辺にレースのカーテン越し、それ以外は部屋の中央寄りの場所に置いています。

マンション住まいのため、冬でも暖かく、暖房をつけなくても最低気温15℃くらいです。
他にも沢山植物があるため、冬場でも湿度は加湿器なしで50-60%は保っています。

・その他

屋外には出していません。
2週間~1カ月に1度、シャワーで水浴びさせてます。鉢内の老廃物の洗い流しと葉の上に積もっ
た埃の洗い流しのために行っています。

以上頂きましたウォーターサンド管理法でございます。

まだまだ馴染みのない栽培法ですが、土を使わず!しかも根腐れなくよく育つ方法は画期的ですよね!!

こちら色んなタイプの植物にも用いて今後結果が残せそうです。

昨今若い方達の植物への興味が湧いている一方、土は清潔感が無くて敬遠される方が多いことは誠に残念だと感じておりました今日この頃。

ご紹介頂きました『ウォーターサンド』には、そういった方達へもう一度植物を育てる意欲を掻き立て、きっかけを作る一つの架け橋になることを期待します。

K様、誠にありがとうございました!!

大いに参考、勉強になりました。この素材を用いて一度、色々と試してみます!!

是非とも皆様も本素材を積極的にご利用下さいませ。