愛情という名のスパイス

皆様こんにちは。

ここでの日記は久しぶりです;

毎日とはいかないまでも、これまでありがたいことに本舗をご利用頂くお客様から様々な内容のメールを頂きます。

植物に関する内容が大半ではございますが、中には世間話や好きな映画、ゲーム、アニメ等々のお話をします。

私も含め、アグラオネマを栽培されている方は大抵マニアック笑

私どもの個人的なイメージで申し訳ございませんが、皆様博識であり、深いです。

要は超がつくほどディープ集団。

毎回ほほ~う、なるほどとこちらが勉強させて頂いております。ありがとうございます。

栽培技術はある程度植物を育てていれば自然と誰でも身につくものですが、1株1株愛着を持って栽培することは、植物の数が増えるほど難しいもの。

しかし、本舗でご購入頂いた株のその後を画像にて送って頂いたり、ご質問の内容を拝見すると、皆様本当に大切に育てて頂いているのが分かります。当方いつも幸せな気持ちにさせて頂いております。

タイトル通り、植物を育てるテクニック的なものはもちろん必要不可欠ですが、そこに愛情という名のスパイスをひとふり笑

コレ、本当に重要です。

植物ってそういう感情があるんですよ。人の愛ってものを敏感に感じ取れるのだと思います。

当方でご購入頂いた植物を通して、皆々様の生活の中で潤いと癒しがもたらされます様に。

植物が少しでもごみごみとした都会の中でそういった役割を担い、皆様がその植物達をお育て頂き共存する。それが当方の何よりの喜びであり、この仕事をやっていて良かったなと思える瞬間でございます。

今後も皆様の心をレスキューする魅力あふれる植物達をご紹介できるよう努めて参ります。よろしくお願い致します!!

さて、少し前置き?が長くなってしまいましたが、またまた本舗でご購入頂いた植物の画像をお送り頂きましたのでご紹介致します。

立派なアグラオネマ・ブリリアントです。

脇芽が沢山出て、葉もピンと立ちあがり調子が良さそうです。

この種は一株でも十分見応えあり、楽しめますが、コロニーを作らせて栽培するのも大変迫力があって素晴らしいのです。

適度な肥料と、年に最低一回の植え替えを行いまして、根の状態を良好に保つ様努めます。

コロニーを作って迫力ある株に仕立てる。それが大型種アグラの魅力が存分に発揮される魅せ方だと思います。スペース…要りますが;

こちらもお客様から送って頂きました。カーティシーです。

脇芽が分岐して成長しております。葉の落ちた後の茶色い殻が沢山ついておりますが、これらは取り除いて頂いて問題ございません。

植え替えの際にまとめてこれらの作業を行うというのでも問題ございませんし、植え替え前に頻繁に取り除いて綺麗にしてやっても構いません。

隙間に水分が溜まって腐りやすくなったり、風通りも悪くなりますので、特に湿気の多い環境で栽培されている場合は取り除くことをお勧め致します。

こちらの栽培株は、このまま大きく育てて頂いても構いませんし、株分けされてもいいかと思います。

立派なコロニー(群落)を作らせ、全体として大きく鑑賞、栽培されたい方にはこのまま鉢を大きくしていきます。

ある程度大きくなりますと、植え替え後株が弱る場合がございますので、一回り大きな鉢に移し替え、周りに新しい土を足すだけで大丈夫です。

大きな株=老株で、根周りを崩すと調子を崩す場合が多く、上記の方法がリスク減です。

こちらは根詰まりを起こした株です。もう限界といったところでしょうか、鉢から抜くと土がほぼ無い状態です。

この場合、株分けを行います。

少々荒いと思われますが、これほど根が張った場合、根をカットし、2株をハサミ、カッターなどで分断します。
手順1:手である程度ほぐした後、よく水洗いして中心にある用土を綺麗に落とし洗い流します。 

手順2:下(鉢底面)に巻いた根を、根全体の高さの3分の1程度カットします。

手順3:根のカット後、株の根元茎を持って少し左右に引きます。そのまま根がほぐれて分かれる場合もありますし、株同士の接合面がポキッとはずれる場合もございます。いずれの場合も問題ございません。

手順4:手順3の方法ではずれない場合、あまり無理な力を加えると茎自体が折れてしまいますので、カッターで株と株の間の根をカットしていきます。
根だけを見た場合、根全体が山形になるよう、満遍なく四方八方に根が出ている状態が望ましいですので、それに近くなるようにカットしていき、取り外します。

手順5:無事株が分かれましたら、それぞれの根に対して少し狭いかなと思う鉢に植えこみます。
植え替え後、植物は根が用土に馴染んでおらず、そのため早く根を伸ばして栄養分、水分を吸収しようと努めます。

よってこの負担を根が張るまでは軽減させてやります。
植え替え後、根が鉢底から見えてきましたら少し大きめの鉢へと移していきます。

植え替え後は根が張るまで、新芽が動き出すまで肥料を控えます。植え替え後はたっぷり水を与え、土と根を馴染ます感じで水やりを行って下さい。

最後に…..

 

カーティシーの子株苗です。
この子らが数年後、立派な株となって皆様のお手元へ参ります。よろしくお願いします。