Ctenanthe oppenheimiana cv.Tricolor

アグラオネマ本舗をご利用の皆々様、こんにちは。

いつも大変お世話になっております。

ここ高山も随分暖かくなってきました。

ハウスの植物たちもよく生育してくれています。前回のカーティシー”春の管理”に引き続き、本ブログで夏の管理のご紹介をしようと予定致しておりましたが、急変更で今回、タイトルに書かせて頂きました植物、クテナンテ・オッペンヘイミアナ・トリコロルという品種のご紹介をさせて頂こうかと思います。

と言いますのも本品種、ホームお知らせ欄の写真にとたまたま載せたところ、少数ではございますが、お目の高いお客様方から興味を持って頂きました。

大変美しく、また市場にも殆ど無いに等しい希少種。そのためご覧になられた方も少ないと思いますので、ご紹介させて頂きます。

Ctenanthe oppenheimiana cv.Tricolor

カラテアやストロマンテの近縁種で、根が繊細かつ温度を要求する品種です。ブラジル原産

アグラオネマ栽培よりも上記の件で栽培難易度が高く、植え替えを嫌う傾向にございます。

以前ブログでご紹介させて頂きましたカラテア・エイジアンビューティーよりも温度を要求します。

本来、本種は主に脇芽で増えてコロニーを作り、葉も大変大きく見ごたえある品種ですが、家庭栽培でその様な姿に仕立てるには難しい品種です。

大きくするには出来るだけ温度湿度の高い環境が必要ですが、維持するだけならそれほど難しくないです。

柔らかい用土に植え込み、鉱物系用土の多用は避けます。

また成長させずに栽培するのでしたら、冬場も10度~15度程度保てる環境があれば十分越冬します。

温室栽培以外で栽培される場合、主に春~夏にかけてが生育期で、葉の裏面がワインレッド色、表に様々な柄を展開した葉を多数つけます。

この品種と似た葉を持ち、よく間違われる品種に、ストロマンテ・サングイネア・トリオスターという植物がございます。

ストロマンテ・サングイネア・トリオスター

ストロマン

クテナンテ

どうでしょう?こう見ると違いが分かりますが、実際遠目で見たり、クテナンテ・オッペンヘイミアナの葉一枚一枚がそれぞれ個性を持ち、微妙に違う葉姿で展開するため、ストロマンテの特徴である白色部分が多い葉と似たものが多数ついている場合、大変似てきます。

ただ、クテナンテ・トリコロルの葉の表には矢羽根紋様のような柄が入り込むので、これで簡単に判別出来ます。

ストロマンテはどちらかと言えばのぺっとした柄で、葉の厚みもクテナンテ・オッペンヘイミアナ・トリコロルと比較して厚くしっかりしています。

対してトリコロルは薄くて柔らかいです。

ストロマン

クテナンテ

裏地は大変よく似てます。

ストロマンテ・サングイネア・トリオスターは園芸店で多く見られます。価格もお求め安く、栽培は容易です。

大きくなる品種で、美しい花も咲きますので、カラテアや、クテナンテ栽培の入門種として栽培されても十分楽しめます。

対してトリコロルの方はといいますと、栽培は多少癖があり、大きく成長させるにはある程度の温度が必要ですが、それを十分カバーするだけの美しさがございます。

ただ、市場に殆どないのではないかと思われ、探しても中々入手出来ないのが本種です。

海外のマーケットで、カラテアやクテナンテを栽培しているナーセリーにも数度当たってみましたが、一株も発見できませんでした。

植物園レベルの栽培規模で数度見たことはございますが、マーケットには殆どないに等しいです。

コレクションとして当方にある株は、画像にある二株のみで、入手ルートはシークレット…笑です。

 

 

増やすというよりは、この貴重な株を長年維持している状態で、ホームへのアップ予定も今後ございません。が、もし興味あられましたら一度お問い合わせ下さいませ。※一株です。売り切れました。ありがとうございました!!

まずはじめに申し上げますと大変高価です苦笑

しかしトリカラーを所有しておられる方は沢山おられますが、本種は…という喜びがございます。

また、もしご検討頂いた場合、勿論ですがベストな状態でお届け致します。
植物発送前に、病気になった、根腐れある、生育が鈍いといった状態にもしもなった場合には、申し訳ございませんがお取り引きを中止させて頂くこともございます。

予めご了承くださいませ。

最後に・・・・・・。

 

こんな小さな葉でも立派な矢羽根紋様!!

 

この子…ホワイトステムの赤ちゃんです!

鉢のサイズもこんなに小さいのです。

この子の名前はマチルダと名付けました笑

これから度々この子の成長記録を日記に載せます。

今後よろしくお願いします!!

 

アグラオネマ本舗&マチルダ